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Channel: なでしこりん
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大丈夫かな?韓国で再び韓国マーズ発症! 日本人医師の献身を忘れぬドイツの人々

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ドイツの人たちのために献身した日本人医師の思い出
  ドイツ人たちは日本人医師への感謝を込めて日本に義援金を送った!

 なでしこりんです。韓国でふたたび「韓国マーズ」が発症したようです。こういうのって、遺伝子が変異したり、薬剤耐性を持ったりして大変なんですよね。再び感染拡大しなければいいですが・・・。記事は読売新聞からです。

 韓国保健福祉省は12日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者の中で最後に陰性判定を受けた男性が、 再び発熱して陽性判定を受け、再入院したと発表した。 男性と接触した家族や医療関係者など61人も隔離措置をとった。
 
 6月に感染が確認され、治療を受けていた男性は今月1日、2回に渡る遺伝子検査で陰性となり、完治したとして退院した。 だが、11日に発熱や嘔吐の症状を訴えて病院を受診し、12日に再び陽性判定を受けた。 同省は「体内に潜んでいた微量のウイルス遺伝子が検出されたと考えられ、感染力は非常に低いと判断される」としている。 男性の陰性判定で、世界保健機関(WHO)の基準により、29日には終息宣言が出る見通しだった。(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151012-OYT1T50062.html

       
      ここにも立派な日本人がおられました。

 今日は 日本人医師のご紹介。一度テレビで取り上げられたことがありますが、あなたはこの人物をご存知だったでしょうか? 以下、ウィキペディアからの引用。

      

 肥沼 信次(こえぬま のぶつぐ、1908年10月9日 - 1946年3月8日)は、日本の医学者。1908年、東京の八王子に外科医・肥沼梅三郎の次男として生まれる。東京府立二中(現立川高校)を卒業後医学を志し、日本医科大学から東京帝国大学放射線研究室へと進む。1937年、ドイツに渡りベルリン大学医学部放射線研究室で学ぶ。実験と研究に打ち込み、ベルリン大学医学部で東洋人として初の教授資格を取得。

 第二次世界大戦後、ドイツ占領ソ連軍が創設したドイツのヴリーツェン(Wriezen)の伝染病医療センター初代所長となり、チフス・コレラなどの疾病対策に力を尽くす。だが自身もチフスに罹患し、1946年3月8日、37歳で死去。死の直前、看護師に「桜が見たい」と言い残した。後にヴリーツェンには日本から桜の木が贈られた。1992年、ヴリーツェン市は肥沼に名誉市民の称号を贈った。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A5%E6%B2%BC%E4%BF%A1%E6%AC%A1

        
           ドイツ・ヴリーツェン市にある肥沼医師の墓石

 昨日、台湾の方たちが戦前の台湾で農業水路造りに貢献した磯田謙雄・技師を顕彰した記事をご紹介しました。肥沼信次・医師もまた、ドイツのヴリーツェン市で「名誉市民」として顕彰されています。ドイツのヴリーツェン市では肥沼医師への感謝を示すために、東日本大震災の時には日本に義援金を送っています。ここにも恩義を忘れぬ人たちがおいでのようですね。

 私が 医療従事者の方たちを手放しで尊敬するのは、「医療従事者は常に危険の最前線に立っている」と思うからです。肥沼医師の略歴をご覧になればわかるように、彼はドイツ留学の身であり、普通なら「私は日本に帰国しなければなりません」と答えるべきところを、伝染病医療センター初代所長になり、ドイツでの治療活動に献身します。そして彼自身もチフスに罹患して亡くなってしまいます。

        

 腸チフス とパラチフスは菌に汚染された食べ物や水、手指を介して口 から感染し、発疹チフスはシラミが媒介するそうです。「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクは発疹チフスに罹患して亡くなっています。アンネの場合は「ベルゲン・ベルゼン収容所」の劣悪な環境が感染を拡大させたのでしょうね。

     
     腸チフスの感染危険度・世界地図・・・・日本がいかに「例外」なのかがよくわかる!

 腸チフス やパラチフスは薬剤耐性がすぐにできてしまい、使える薬が限られるんだとか。(日本にはワクチンがあります)。 医学は日進月歩進歩していますが、細菌もまた薬剤耐性という進化を続けているのでしょう。 韓国マーズが一旦、陽性から陰性になり、再び陽性になったのは気になります。今回は完全隔離は成功しているのでしょうか? この記事、今後も注意して追いかける必要があるかもしれませんね。 By なでしこりん


  今日は「KSM WORLD」さまのYoutube映像を拝借


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