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Channel: なでしこりん
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安倍総理が米空母ロナルド・レーガンに乗艦した理由 憎悪から未来は生まれない

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戦争を賛美する必要はない。でも、戦争を卑下する必要もない。
   安倍総理の米艦船への乗艦は中国をけん制するためですか?

 なでしこりんです。海上自衛隊の観艦式が18日に行われました。私は今まで、映像でしか観艦式を見たことはないのですが、きっと壮大なセレモニーなんでしょうね。私は船酔いはしないのタイプなので、ぜひ機会があったら乗艦して観艦してみたいです!

      

 というわけで、今日は観艦式での写真の物語。 今回、私の一押しはやっぱりコレかな!米海軍の空母ロナルド・レーガンに乗艦した安倍総理。 映画のワンシーンみたいでしょ? 身贔屓で言うわけではありませんが、この集団の中で歩様が一番力強いのが安倍総理。 先頭を歩くクリストファー・ボルト艦長もさすがです。安倍総理が空母ロナルド・レーガンにわざわざ乗艦したのは、やはりこの船が「日本とは深い縁のある船」だったからでしょう。艦長さんはすでに交代していますが、安倍総理は、「あの時は本当にありがとうございました」と思いを伝えたかったのでしょうね。 安倍総理はそういうお方です。

            

 空母ロナルド・レーガン と言えば東日本大震災の時の「トモダチ作戦」で救援活動の旗艦になったアメリカ海軍の航空母艦。2011年当時の艦長さんはトム・バーク海軍大佐。この方のお父上はアーレイ・バーク海軍大将。 おそらくアメリカでは知らない人はいない有名なお方。アメリカ海軍のミサイル駆逐艦の艦級を「アーレイ・バーク級」と呼ぶのは、この方の功績を称えたものです。

            

 大東亜戦争 において、日米海軍はそれこそ血で血を洗う激突を繰り返したわけですから、戦後の日本を訪れたアーレイ・バーク海軍少将(当時)は大の日本嫌いだったそうです。戦中、アーレイ・バーク海軍大佐(当時)が参謀長として乗艦していた空母が「バンカー・ヒル」と「エンタープライズ」。そりゃ「大の日本嫌い」になるのは当然。空母バンカー・ヒルと空母エンタープライズは日本軍の攻撃を受け、多くの乗組員が戦死しましたからね。

         

 にもかかわらず、日本を訪れたアーレイ・バーク海軍少将(当時)は誠実な日本人と接するうちに対日本人観を変えて親日家に変わっていきます。アーレイ・バーク海軍大将は1961年8月に退役し、1996年1月1日に亡くなりますが、彼が葬儀で着装を希望したのは日本政府から贈られた「旭日大綬章ただ一つだけ」だったそうです。この人も「武人の心」を持った人だったのでしょう。

       
      互いの健闘を称えあう日本とアメリカのラグビー選手

 戦争 は悲惨です。しかし、祖国を守るために死を覚悟して戦った者同士にしかわからない「互いへの尊敬の感情がある」ことまで否定してはいけないと私は思います。例えとしては間違っているかもしれませんが、ラグビーでの試合終了は「ノーサイド」。「戦いが終われば、互いに争った陣地すらもう関係ないよ」という意味なんでしょうね。そこに残るのは「自分を苦しめた相手への憎悪ではなく相手への敬意」なんでしょうね。私は、「武士道」なり「騎士道」の世界は存在すると思っています。それも戦争の一つの側面じゃないのかな? By なでしこりん 

 マクスウェル・テイラー・ケネディー氏はキャロライン・ケネディー駐日大使の「いとこ」に当たる方。       


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